被験者の90%以上に効果あり!フィナステリドの臨床試験結果について


pdata

(注1)

 

1. フィナステリドの効果を7段階で評価

 

前回お話ししたフィナステリドの臨床試験は、日本において
24歳から50歳の軽度または中程度のAGAを発症した被験者を対象と
して、著名改善、中等度改善、軽度改善、不変、軽度進行、
中等度進行、著明進行、の7段階で評価しました。

 

上の図にもありますが、フィナステリド(プロペシア)0.2mgを
1日1錠、1年間飲み続けたグループでは、54%の人に改善、41%の
人に不変、5%の人に進行が認められました。

 

フィナステリド(プロペシア)1mgを同じ期間飲み続けたグループ
では、58%の人に改善、40%の人に不変、2%の人に進行が認め
られました。

 

 

一方、プラセボ(プラシーボ)を飲み続けたグループでは、6%の
人に改善、72%の人に不変、22%の人に進行が認められました。

 

同じ条件下で実施された、ヨーロッパにおける臨床試験でも、
フィナステリドを飲んだグループでは、48%の人に「髪の毛がやや
増加」以上の効果が認められ、プラシーボを飲んだグループで
同様の効果が得られたのは7%だったそうです。

 

アメリカの臨床試験では、AGAの患者にフィナステリド1mg錠を
1日1回、6週間服用してもらったところ、頭皮のDHTが64%低下した
そうです。

(注2)

 

 

以上の内容から、フィナステリドは人種に関係なくAGAに効果を発揮
するということがお分かりいただけたと思います。

 

日本の臨床試験において、「不変」の人はフィナステリドのお陰で
AGAの悪化を食い止めることができたと考えることができますね。

 

そうすると、「不変」の人にもフィナステリドが効いたと評価
できるわけです。

 

そこで、不変の人もフィナステリドが効いたと考えると、
フィナステリド0.2mgと1mgを飲んだグループでそれぞれ「改善」と
「不変」を合わせると90%以上になります。

つまり、90%以上のAGA患者にフィナステリドは有効であると
考えることができると思います。

 

2. 日本人に特徴的な試験結果

 

欧米においても日本においても、フィナステリドの臨床試験には、
1mg錠と0.2mg錠が使用されました。先に見てきたとおり、日本の
臨床試験においては、1mgでも0.2mgでもほぼ同じ効果が得られた
のに対し、欧米の被験者に対しては0.2mg錠の効果はやや低かった
そうです。

 

 

フィナステリドは、2005年10月に厚生労働省に認可され、同年12月
に「プロペシア」の商品名で販売されました。

 

日本において、1mgに加え0.2mgも販売されているのは、上記の
臨床試験の結果を踏まえているからなのだそうです。

(注3)

 

3. フィナステリドは年を追うごとに効果が増す

 

上記臨床試験の後、日本国内では、フィナステリド1mgの延長試験
が3年間行われたそうです。

 

先述のように、服用開始後1年で58%の被験者に改善が見られまし
たが、2年後には68%、3年後には78%と服用を続けていく中で
改善率が上がっていったそうです。

 

また、この臨床試験では、3年間フィナステリドを継続して服用した
被験者の98%は、AGAの進行が認められなかったという結果が出た
そうです。

 

海外の臨床試験においても、1mg錠を5年間投与すると90%の被験者
に対し抜け毛抑制または改善効果が認められたそうです。

(注4)

 

 

今回は、国内外の臨床試験の結果を踏まえたうえで、
フィナステリドの効果についてお話しさせていただきました。

 

ごく一部にフィナステリドが全く効かない人や悪化してしまう
人がいるのかもしれませんが、臨床試験の結果から服用者の
大多数に効果があることはお分かりいただけたかと思います。

 

私も以前服用していて1か月や2か月では全然効果が見られません
でした。

 

しかし、長期的に服用していけば回復に転じるのは臨床試験の
結果に表れたとおりです。

 

フィナステリドにも、副作用の恐れや服用を中止すれば効果が
なくなるなどのデメリットはあります。

 

しかし、フィナステリドが長い臨床試験を経て、AGAに対し効力が
あることが科学的に実証されたというのは、これまで見てきた
とおりです。

 

確かに、フィナステリドを飲めば弱体化した髪は回復し、今
残っている髪は維持できます。

 

しかし、フィナステリドの服用を中止してしまうと再び薄毛が
進行します。

 

極端な言い方をすれば、髪を維持するためには、一生フィナステリド
を飲まないといけないということになります。

 

 

私は、このような煩わしさから解放されるための

 

「薬を使わないAGA治療」

 

を目指しています。

 

科学的にフィナステリドの有効性があるということを認めつつ、
薬に頼らないAGA対策を追求していきたいと思います。

 

参考文献:板見智著 『専門医が語る毛髪科学最前線』 2009年 集英社出版

 

注1:参考文献 P55より図解引用

注2:参考文献 P54~55

注3:参考文献 P56

注4:参考文献 P57

 


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管理人プロフィール
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低コスト育毛マスター:本庄雅人 26歳のころ、仕事のストレスで
薄毛になり白髪が大量に増えた。
29歳でAGA診断、高額な治療費に頭を悩まされた。その後、コストを1/5以下に下げて1年も経たないうちに
AGAを克服。現在では、薬を一切使うことなく髪を維持できている。 ⇒詳しいプロフィールはこちら
 
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