植毛はDHTの影響を受けない?!しかも100万円以上かかるのにフィナステリドと費用があまり変わらない!その理由とは

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前回に引き続き、植毛の中では現在最も広く行われているという
「毛包単位移植術」についてお話ししたいと思います。

 

1. 毛包単位植毛術とは

 

人の髪の毛は、1~3個の毛包がグループとなっているそうです。

 

毛包単位移植術では、毛包のグループをユニットと考え、主に
後頭部から切り取った頭皮組織を、顕微鏡で見ながら毛包単位に
切り分けて移植するそうです。

 

 

毛包の移植は、移植箇所にあらかじめ穴をあけて埋め込む形で
行なわれるそうです。

 

苗床で育てた稲を一本ずつ分けて田んぼに植えていくような
イメージだそうです。

 

一般的に、生え際に一本毛、頭頂部に近いところに三本毛を
1ユニットとして移植するそうです。

 

 

移植を行う時点で毛包があまり損傷していなければ、90%以上が
移植先に定着するそうです。

 

定着した毛包の大半は、すぐにヘアサイクルの休止期に入り、
一度抜け落ちてまた生えてくるそうです。

 

移植後も脱落せず、成長期に移行して伸びる髪の割合は10%で、
抜けた髪が再び成長して頭皮の表面に出てくるのは4~5か月後
なので、植毛の効果が目に見えてわかるには半年以上必要に
なるということらしいです。
(注1)

 

2. 植毛した髪は、AGAにより抜けることはない

 

テストステロンが5αリダクターゼⅡ型の影響を受けてDHTに変化し、
前頭部や頭頂部の髪の毛が抜けるのがAGAの症状です。

 

AGAで薄くなった部分に植毛してもまた同じようにDHTにより髪が
抜けてしまったら、意味がないという話になりそうですね。

 

結論から言うと、植毛した髪はAGAで抜けることはないそうです。
植毛した毛包は、元の場所の性質を保持し続けるので、DHTの
影響を受けない毛包は、どこに移植されても硬い毛を保つことが
できるそうです。

 

これを「ドナー・ドミナントの法則」と呼ぶそうです。
(注2)

 

 

植毛は、移植された直後は休止期から始まって成長期に移行する
ので、発毛が実感できるまで時間がかかりますが、元々の性質を
保持できてDHTの影響を受けることなく、髪を維持できるので、
安心ですね。

 

3. 写真で見る植毛の事例

 

では、具体的に植毛した方の頭髪を見てみましょう。

 

shokumo1

 

shokumo2

(注3)

 

こちらは、34歳の男性で、上が植毛する前、下が植毛してから
2年後の写真だそうです。2年たつと見違えるほど回復しているのが
見て取れますね。

 

 

続いて、もう一例見たいと思います。

 

shokumo3

 

shokumo4

(注3)

 

こちらは、49歳男性の例で、上が植毛前、下が植毛してから1年後
の写真だそうです。

 

 

こちらも、もともと薄毛だったのが信じられないくらい回復して
いますね。

 

お二方とも治療前は、かなり薄毛が進行していたと見受けられます
が、植毛により大幅な回復が見込めることは上の写真の通りです。

 

4. 植毛とフィナステリドは、治療費があまり変わらない?

 

植毛手術にかかる費用は、植毛する本数にもよるそうですが、
だいたい100万~150万円くらいだそうです。
(注4)

 

これだけの料金がかかるので、高額な印象をもたれるかもしれま
せん。

 

 

しかし、長期的にみると、植毛手術の料金はフィナステリドの治療費
と変わらないのです。

 

周知のように、フィナステリドは保険適応外のため1か月約1万円
かかります。年間約12万円かかることになります。

 

そうすると、10年間で約120万円かかることになりますので植毛手術
とあまり変わらなくなってしまいますね。

 

 

症状が軽いうちに、フィナステリドによる治療を開始すれば、
毛髪を維持できるので、植毛に頼る必要はなくなるかもしれません。

 

 

しかし、上記のお二方のようにAGAがかなり進行してしまわれた
場合、フィナステリドを飲んでもあまり改善が見込めないかもしれ
ません。

 

その場合、植毛の方が見た目の効果としては大きいのではないで
しょうか。

 

 

今回は、植毛についてお話しさせていただきました。

 

医療でAGA対策をする場合は、薄毛の進行具合によりフィナステリド
を使うか植毛をするか判断することになると思います。

 

フィナステリドにしても植毛にしても、AGAに対しては効果がある
治療法です。

 

それらに効果があることを理解しつつ、当ブログでは、薬に頼らない
AGA対策を目指していきたいと思います。

 

参考文献:板見智著 『専門医が語る毛髪科学最前線』 2009年 集英社出版

 

注1:参考文献 P94~95
注2:参考文献 P95~96
注3:2例とも参考文献 P97より図解引用
注4:参考文献 P98

 

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